「耳をすませば」は何に耳をすませているの?

2年 ago 矢野 せな 「耳をすませば」は何に耳をすませているの? はコメントを受け付けていません。

おはようございます!
日・雨兼用のおニューの傘を購入し雨の到来を待つ、編集部のセナです。

さて、今回は「邦画タイトルは海外ではどう翻訳されているの?」シリーズ第2弾をお届けします。
チェックするのは、前回と同じくスタジオジブリ「耳をすませば」
今回は純粋にタイトルのみ見ていきたいと思いますので、しばしお付き合いくださいね。

 

ストーリーはまさに、“甘酸っぱい”の殿堂入り

まず作品を今一度チェックしてみましょう。

物語の主人公は、本が大好きな中学生・雫。受験を目前に控えた夏休みに、彼女は一人の少年と出会う。彼の名前は、天沢聖司。聖司がバイオリン職人を目指しているということを知った雫は、その真っ直ぐな瞳に少しずつ惹かれていく。そして彼女は、夢への一歩を踏み出した聖司に導かれるように、自らの将来を真剣に考え始めるのだが…!

耳をすませば – 金曜ロードSHOW!より引用

人生や恋愛に一生懸命向き合うティーンエイジャーを描いた甘酸っぱい物語ですね。
私自身も中学・高校生の時に、周りの女の子が「聖司くん派」(耳をすませば)と「アシタカ様派」(もののけ姫)に分かれていた記憶があります。

 

何に「耳をすませば」いいの?

そんな中高生が自身と重ねたり、大人が昔を思い出したり…色んな楽しみ方が出来る「耳をすませば」ですが、このタイトル…とても日本語的だと思いませんか?

「誰が」「何に」耳をすませば「どうなるか」

主要な情報が何もないのです!
でもこの、読み手(受け取る側)がどう解釈するか、物語を味わった後に理解するタイトルがとても日本語的で素敵だと思います。

そしてここからが本題ですが…この「何に」に当たる部分を、英語タイトルではしっかりと記載しているのです!

 

英題 : “Whisper of the Heart”

whisperは“囁く/囁き”という意味ですね。 直訳すると「心の囁き」。この場合、「心の声」といったニュアンスでしょうか。 よく理性や感情とは離れた「内なる自分の声」=「直観」に従え、と言いますよね? クリエイティブな仕事をするにあたって、根拠のない直観に従って成功した事…1度ならずあるのではないでしょうか? つまり、ここでは「自分の心の声に耳を澄ませば道が拓ける」という解釈がなされているのではないでしょうか?(あくまでも私の個人的な想像です。

 

悩んだ時は“心の声に従う”

大人になるにしたがって自分の心を押し止めて判断する事が多くなるのは仕方のないこと。 それでも大きな決断をする時、自分の心の声に耳をすませば…自ずと答えが見えてくるかもしれません。

 

同シリーズの記事【「千と千尋の神隠し」は各国でどう翻訳されている?】も興味がありましたら覗いてみて下さいね。

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**photo by ronnieb(morguefile)**
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編集者:セナ
旅するように暮らそう。Gerbera*
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