おとぎ話映画!新解釈モノ5選

2年 ago 矢野 せな おとぎ話映画!新解釈モノ5選 はコメントを受け付けていません。

おはようございます! 風邪をひいてダウンしかけていた所を編集長のツボ押しで救われた、編集部のセナです。

さて、私が改めて言うまでもないことではありますが…昨今、おとぎ話は子どものベッドタイムストーリーの枠から飛び出て大人も夢中になる作品として注目されていますよね。 ディズニーの実写化を始め、ドラマや映画で様々な物語、キャラクターが映像化されていますが、その描き方は実に様々です。 原作に忠実なものもあれば、原作に沿いながらも新たな解釈を打ち出したもの、原作を現代に置き換えてみたもの、原作の後日譚・前日譚を描いたもの…同じストーリーからいくつもの物語が生まれています。 今回はそんな派生版おとぎ話に焦点を当て “ちょっと違った目線で楽しめる実写版おとぎ話ムービー”5作品をゆるっと紹介したいと思います。
※以下、物語の確信には触れませんが紹介の為多少のネタバレを含みます。ご了承ください。


1.狼は誰だ!?ホラー×サスペンス×ロマンスの【赤ずきん】

[amazonjs asin=”B007LJERCA” locale=”JP” title=”赤ずきん Blu-ray”]

大人になった赤ずきんの恋。婚約者か、幼馴染か…?
愛する人が狼かも?猜疑心と恋心で揺れる!
アマンダ・サイフリッドの瞳の魅力!

 

大人になった赤ずきんは、危険な恋の中。 世界中で愛されているおとぎ話のその先は――? グリム童話「赤ずきん」が生まれたのは、今から何百年も前のこと。時は流れ、世の中は劇的に変わったが、「赤ずきん」は変わらずに愛され続け、赤いずきんをかぶった少女は、21世紀の世界で最も有名なキャラクターのひとつになった。そして今、無邪気で愛らしくて騙されやすい永遠の少女、赤ずきんの〈その後〉の物語が完成した。

映画『赤ずきん』より引用

この映画は赤ずきんが大人になってからを描いている、所謂「後日譚」です。 赤ずきん/ヴァレリー(演:アマンダ・サイフリッド)には心を許し合った幼馴染の樵の青年ピーター(演:シャイロ・フェルナンデス)がいるのですが、親が決めてしまった婚約者ヘンリー(演:マックス・アイアンズ)の登場でその恋に黄信号が…。
そのヘンリーに思いを寄せていたヴァレリーの姉ルーシーが、何者かによって殺されてしまうのです…映画が始まって割とすぐにお姉さんは退場してしまいます…なんてこった!
村ではその犯人を狼だとし、自衛談を結成し狼の討伐に成功します。 が!なんと狩人役であるソロモン神父(演:ゲイリー・オールドマン)が「犯人は狼ではなく人狼だ」と告げます。人狼は、昼間は人間の姿をしている…この村人の中の誰かが人狼かもしれない!ソロモン神父はそう言い捨てます。
そうこうしている内にも人狼の被害者が出続け…!!
と、あらすじはこんな所でしょうか。 全体的に話はスピーディーに進んでいきます。しっかりついていって下さいね。
さてこの人狼ですが…どうやらヴァレリーには特別な感情を抱いている模様。そしてヴァレリーは何故か人狼と相対した際に、彼(彼女)の言葉が理解できました。これは一体どういう事なんでしょう…!?
ヴァレリーにとっては、自分を特別扱いする人狼は“=自分の身近な人物”なのではないかという思いが当然生まれてきますよね。自分を大切に思ってくれている人ほど疑わしい…そんな揺れるヒロインの心と一緒になって犯人を想像してみましょう。
私がこの映画で注目したのはズバリ!上記の3番目の項目にも該当する“瞳”の演出です。
ヒロインを演じるアマンダ・サイフリッドさんの瞳の美しさはまさに“一度見たら忘れない”、ですよね。
彼女の瞳以外でも、この映画は瞳のアップが度々出てきます。狼の瞳のアップだったり、相手役の瞳のアップだったり…瞳フェチの私としては嬉しい限りなのですがこうやって出されると「これは、人狼と同じ瞳…なのか!?違うのか!?」とこっちまで疑心暗鬼になってしまいました。

*ワーナーブラザーズの公式サイト:「赤ずきん


2.NYで繰り広げられるおとぎ話は素っ頓狂?【魔法にかけられて】

[amazonjs asin=”B0041I63K8″ locale=”JP” title=”魔法にかけられて Blu-ray”]

2次元から3次元へ!ありそうでなかった実写映画!
歌って踊るお姫様!現代では変人扱い?
動物は勿論お話出来ません。意外と現実主義!

アニメーションの中の美しい王国アンダレーシアで暮らす心優しいジゼル。夢にまで見たエドワード王子との結婚式の日、ジゼルは魔女に騙され、恐ろしい世界へと追放される。たどり着いたのは、ロマンティックな“おとぎの国”とは正反対の“現代のニューヨーク”だった! 大都会の冷たい人たちに戸惑うジゼルを助けたのは、現実主義でバツイチの弁護士ロバート。動物と話し、ところ構わず歌いだすジゼルに驚き、時にうとましく思うロバートは、彼女と過ごすうちにその素直で心優しい姿に惹かれていく―。しかし彼女を追って現代にやってきたエドワード王子やその家来、更にジゼルを罠に陥れたナリッサ女王の登場で、ニューヨークの街は大パニックに!!

魔法にかけられて|ブルーレイ・デジタル配信|ディズニーより引用

おとぎ話の世界のお姫様ジゼル(演:エイミー・アダムス)は自分を救ってくれたエドワード王子(演:ジェームズ・マースデン)と出会ったその日に婚約をします。しかし王子の継母ナリッサ(演:スーザン・サランドン)はジゼルを邪魔に思い、彼女を現代のニューヨークに追いやってしまいます。
THE★プリンセスのジゼルはニューヨークを白いドレスで歩き回り、浮浪者に話しかけたり看板のお城を見て「すみませ~ん」と尋ねたりとまさに“変人”扱い。物語の中の天真爛漫さも、現代ニューヨークに置き換えると素っ頓狂な振る舞いに…!
そんなジゼルを見つけ保護したのが弁護士のロバート(演:パトリック・デンプシー)とその娘モーガン(演:レイチェル・コヴィー)。ひらひらとしたドレスを身にまとったジゼルをお姫様だと信じるモーガンに対し、現実主義のロバートは渋い顔。ジゼルの奇行(カーテンで服を作る、動物や虫を呼んで部屋を掃除する、離婚調停中の夫婦の話を聞いて涙する等)に振り回されっぱなしで、彼女のナンシー(演:イディナ・メンゼル/「アナと雪の女王」でエルサを演じた方ですね!)との仲もぎくしゃくしてしまいます。
ジゼルを追って現代にやってきてしまったハチャメチャ王子エドワードと、それを知った女王がジゼルを亡き者にしようと送り込んだナサニエル(演:ティモシー・スポール)の珍道中も加わり、物語はパワフルに、ロマンチックに進んでいきます。
この映画、冒頭は昔懐かしいアニメーションでスタートするのですが、ジゼルが現代に落とされた(見た方はわかりますね?落とされたんです!)あとは実写がメイン。実写とは言え、ジゼルの行動はアニメーションのプリンセスと同じ。ですがそれは実写で見ると何ともシュールです。ドレスの型が抜かれたカーテンは見るも無残…そして「白雪姫」の様に歌いながら動物と家を掃除するシーンは…!!ええ、森の中だからこそ可愛い動物が集まってくるのです。都会の、ニューヨークで呼ばれて出てくる動物&虫と言えば…是非実際に見て確認してみてくださいね。ジゼルの友達であるリスのピップがニューヨークに入るなり言葉が通じず一生懸命ボディーランゲージで話そうとする点もそうですが、おとぎ話補正を皮肉ったような表現をディズニーがする!というのが何とも粋ですよね。

*Disney商品ページ:「魔法にかけられて


3.迫りくる巨人と戦う…あのアニメが実写化したらこんな感じ?【ジャックと天空の巨人】

[amazonjs asin=”B00H8IBZ1K” locale=”JP” title=”ジャックと天空の巨人 Blu-ray”]

騎士団長のユアン・マクレガーに酔おう!
巨人が地上に降りてくる!?進撃する巨人たちの画はまるで…
巨人VS人類の攻防戦!ラストはどうなる?!

「ジャックと豆の木」が、こんなとてつもない冒険の物語だったとは―! もしも、点まで届く豆の木があったら?その木を登って雲の上まで行けるとしたら?誰もが一度は思いをめぐらせたに違いない物語の世界が、度胆を抜く映像になった! 天に向かって猛然と伸びていく巨大な豆の木、雲の上に広がる美しすぎる天空の世界、そして、そこに住む巨人たち…。遠い日に思い描いた想像をはるかに超える圧倒的なスケールと、迫真のスリルを体感させる驚愕の3Dで、不朽の名作が、息をもつかせぬ超絶アドベンチャーへと進化を遂げる!

ジャックと天空の巨人」より引用

ご存知「ジャックと豆の木」を下敷きにした実写映画です。
貧しい農夫の青年ジャック(演:ニコラス・ホルト)は、ある日町に馬を売りに行きます。そこで何やら訳ありのお坊さんと、馬と不思議な豆を交換します。そんな話を信じて豆と馬を交換してどうする!と言うツッコミが入りそうなお人好しを発揮するジャックですが、その夜ジャックの小屋に一人の美しい娘が訪れます。彼女は城から抜け出してきたイザベル姫(演:エレノア・トムリンソン)でした。しかしそんな二人を文字通り“引き裂く”出来事が…!!!
町で手に入れた豆が一粒、床下に入り込んでしまいその豆が水に触れ…急激に成長を始めたのです!ジャックの小屋ごと天高く伸びていく豆。ジャックは何とか姫と共に脱出を試みますが、失敗。結果的にジャックは地面に叩き落され、姫は豆の成長と共に天空へ…!翌日ジャックが目を覚ますと王や騎士が集まっていました。ジャックはエルモント(演:ユアン・マクレガー)率いる捜索隊へ参加するのですが、その捜索隊の中には何やらよからぬ企みを持つ者も…!?
と、この様にして物語は始まります。「X-MEN」シリーズで知られる主演のホルトも流石の美形なのですが、やはり何といってもエルモント役のユアン・マクレガーは主役級の存在感ですね。「スター・ウォーズ」で若者から老獪な演技を見せたかと思えば「ムーランルージュ」では見事な歌声を披露し、かと思えば「フィリップ、きみを愛してる!」では乙女顔負けな“女子”を演じていたり…と幅広い顔を見せてくれるユアン・マクレガーですが、今回はまさに“正統派騎士”な彼が楽しめますよ。女子の皆様必見ですね!
ワーナーブラザーズさんの公式サイトに記述があったので載せてしまいますが、この映画ではなんと…巨人が空から降りてきちゃいます。

原作の「ジャックと豆の木」では追いかけてくる巨人から間一髪で逃げ切って、めでたしめでたしのハッピーエンドになるところが、今度の巨人は、あろうことか地上に降りてきてしまうのだ!しかも、次から次へと100体も!スリルはどんどん増幅し、冒険はますます加速する!恐るべき巨人の大群に、小さな人間が立ち向かう策はあるのか?

ジャックと天空の巨人」より引用

 

この「ジャックと天空の巨人」の世界には立体起動装置はありませんゴホッゴホ。以前私がキャスト比較をしてみた某作品の実写映画がイメージ出来る展開ですね。草原を巨人が駆けてくるシーンなんかは迫力があります。この世界観には魔法のような特殊な能力や対巨人用の特別な武器もありません。
どうやって巨人に立ち向かうのか…どういったエンドを迎えるのか…是非皆さんの目で確かめて下さい。
「進撃の巨人」の実写映画も楽しみですね(言った)

*ワーナーブラザーズの公式サイト:「ジャックと天空の巨人


4.狂気と好奇心の入り乱れる【アリス】

[amazonjs asin=”B00553V8AS” locale=”JP” title=”アリス 【HDニューマスター/チェコ語完全版】 Blu-ray”]

アリス以外は人形。異様な雰囲気が漂う世界観!
計算済み?ぎこちないアニメーションが不気味さを演出!
「夢」か「悪夢」か…引き込まれたら病みつきになる!

皆さんもご存知ですよね、「不思議の国のアリス」。ある方はディズニーアニメーションを思い浮かべるでしょうし、またある方はティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」を思い浮かべるかもしれません。 ですが、今回紹介するのはチェコのヤン・シュヴァンクマイエル監督の描いた毒々しい「アリス」。
物語としてはある意味で普遍的ではあるのです。おもちゃのうさぎが動き出す場面に出くわしたアリス(演:クリスティーナ・コホウトヴァー)が、その後を追って奇妙な世界に入り込んでしまいこれまた不思議な生き物たちと遭遇する…。
個人的にこの物語のどこが魅力的かというと、両極端な要素を二つとも兼ね備えている所だと思います。
例えば、「おもちゃが動き出すという夢のあるファンタジー」という要素と「そのおもちゃの風貌や素材が異質で悪夢的」(詳しくはネタバレになってしまうので映画を見て確かめてくださいね)という要素が両立していたり、「無邪気」で「残酷」だったり、「可愛い」はずが「不気味」だったり、「子供っぽい」のに「大人の思考」に富んでいたり…とにかくこの作品には得も言われぬ雰囲気が漂っています。
語るものではなく見るものです!ヤン・シュヴァンクマイエルの世界にどっぷりとつかってみてください!

*IMDBの作品情報(英語):「Neco z Alenky


5.ホイットニーが歌う!人種ミックス【シンデレラ】

歌姫たちの圧倒的歌唱力!これが本気だ!
多国籍な登場人物にビックリ!
純粋に楽しめる、どこか懐かしい雰囲気!

ラストは、最近話題の「シンデレラ」の実写もの。ですがこちらは1997年にテレビ映画として作られたものだそうで、キャスティングもさることながらどこか「笑い飛ばしてしまおう!」という明るいメッセージが聞こえてきそうなのは私だけでしょうか?
若干無理がある?と思えるキャスティングやツッコミ所も「そんなもんどうでもいいや!」と思えてしまうのがこの映画の凄い所。
ストーリーは所謂「シンデレラ」と同じで、王妃(演:ウーピー・ゴールドバーグ)が催す舞踏会に参加する為、いつにも増して意地悪な継母と娘にこき使われるシンデレラ(演:ブランディ)。そんな彼女の前に魔女(演:ホイットニー・ヒューストン)が現れて…!といった所でしょうか。
このブランディ―ホイットニー―ウーピーというラインだけでもこの映画の歌唱は特筆に値するでしょう。 ウーピーという名前だけではピンとこないというそこの貴方!「天使にラブソングを」でパワフル&ハートフルな歌声を披露していた彼女です!
梅雨で気分も晴れない…何だか悩みがあってモヤっとする…そんな時にオススメな1本ですよ♪

*IMDBの作品情報(英語):「Cinderella


さて、今回はちょっと違った目線で楽しむ実写おとぎ話というテーマでお送りしましたが…如何でしたか?
角度を変えると新しい発見があって楽しいですよね♪ そんな発見のお手伝いが少しでも出来たなら…嬉しいです!
それでは、また次回!

 

 

**photo by violetdragonfly(morguefile)**
________________
編集者:セナ
旅するように暮らそう。Gerbera*
________________